NY株式6日(NY時間13:11) ダウ平均 36385.71(-21.40 -0.06%) ナスダック 15151.78(+51.61 +0.34%) CME日経平均先物 28830(大証終比:+330 +1.15%) きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。前日のFOMC議事録を受けた下げは一服しているものの、買い戻す動きもなく、次の展開待ちの雰囲気も見られる。明日は米雇用統計、そして、来週からは10-12月期決算が始まることから、その内容を見極めたい雰囲気も出ているのかもしれない。きょうはIT・ハイテク株の下げも一服しており、ナスダックはプラス圏で推移している。 この先のニュースを見極めたい雰囲気だが、経済指標に関しては良いデータでも悪いデータでも株式にとっては悪いニュースになる可能性があるとの指摘も聞かれる。良いデータであれば、FRBの早期引き締め観測を高め、悪いデータでも、よほどでなければ、FRBが進路を変える可能性は低い。景気の先行き不安も示し、株式市場にとってはマイナス。 ただ、来週から始まる決算は堅調な内容を期待している模様。予想からの上下乖離はいつものように重要だが、特に今回は利益率に注目しているようだ。きょうは日用品のベッド・バス&ビヨンド<BBBY>の決算が発表になっていたが、足元、見通しともに冴えない内容だった。しかし、株価は上昇の反応を見せている。粗利益率が予想を上回ったことが好感されている模様。 今週の米株式市場はIT・ハイテク株を中心とした成長株に利益確定売りが強まり、逆に景気循環株が買われるローテーションの動きが顕著に見られている。市場からは、今後、感染拡大への警戒感が落ち着けば、この動きは今年一杯続く可能性も指摘されているようだ。特に銀行やエネルギー、産業、航空といったセクターへの期待値が高まっている模様。きょうもそれらのセクターは堅調な動きが見られている。 ベッド・バス<BBBY> 14.50(+1.14 +8.49%) アップル<AAPL> 173.10(-1.83 -1.04%) マイクロソフト<MSFT> 316.23(-0.15 -0.05%) アマゾン<AMZN> 3276.72(-10.42 -0.32%) アルファベットC<GOOG> 2769.62(+16.55 +0.60%) テスラ<TSLA> 1066.65(-21.47 -1.97%) メタ・プラットフォームズ<FB> 336.01(+11.84 +3.65%) AMD<AMD> 134.88(-1.27 -0.93%) エヌビディア<NVDA> 279.52(+3.48 +1.26%) ツイッター<TWTR> 40.13(+0.63 +1.59%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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