大阪6月限 日経225先物 26320 -500 (-1.86%) TOPIX先物 1861.5 -28.0 (-1.48%) 日経225先物(6月限)は、前日比500円安の2万6320円で取引を終了。寄り付きは2万6630円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6730円)を下回り、支持線として意識されていた25日移動平均線を割り込んで始まった。売り一巡後は2万6520円~2万6680円辺りでもみ合う動きも見られた。ただし、前場半ばに節目の2万6500円を割り込むと、ヘッジ対応のショートが強まった。前引け間際に2万6400円まで下落し、ランチタイムでは下げ渋る動きを見せたものの、節目の2万6500円は超えられず。戻りの鈍さが意識されるなか、後場も下落幅を広げる格好となり、終盤にかけて2万6260円まで売られる場面もあった。 ヘッジ対応のショートが強まった後に、いったんは下げ渋る動きも見られたが、戻りは鈍く、結局はロングサイドのクローズに押された面があろう。まずは、3月の米消費者物価指数(CPI)の結果を受けた米国市場の反応を見極めたいところだ。グローベックスの米株先物はNYダウ先物が200ドル近く下落する場面も見られ、相当警戒を強めていたと考えられる。そのため、コンセンサスの範囲内であれば、いったんはリバウンドも意識されやすいところではある。 一方で、インフレ懸念が一段と強まる局面では、目先的にはテクニカル面でのサポートを失ったことにより、節目の2万6000円辺りへのバイアスが強まる可能性には警戒しておきたい。また、2万6000円まで下げたとしても、ボリンジャーバンドでは-1σ水準であり、テクニカル面での売られ過ぎのシグナルは点灯せず、-2σが位置する2万5000円辺りがターゲットとして意識されてくるだろう。 早い段階で2万6500円を回復し25日線水準辺りまでのリバウンドを見せられないと、戻り売りスタンスのショートの動きが強まりやすい。また、3月安値水準も次第に意識されてくるため、需給状況は悪化傾向に振れ、戻り待ちでのショートが引き続き入りそうだ。 NT倍率は先物中心限月で14.13倍に低下した。一時14.11倍をつけ、25日線水準まで低下してきた。同線を支持線にNTショートの巻き戻しも入りそうだが、もう一段の低下を見せてくるようだと、3月半ばにつけた13.85倍辺りへの低下を想定したNTショートが強まる可能性もありそうだ。 手口面では、日経225先物はBofAが2270枚、JPモルガンが2270枚、BNPパリバが1460枚、野村が1300枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが3220枚、HSBCが1640枚、バークレイズが1230枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1290枚、BNPパリバが1070枚程度の売り越しに対して、バークレイズが2010枚、BofAが1050枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
 
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