続伸、リビアが不可抗力条項の発動を宣言=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=107.61(+1.23 +1.16%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.23~1.26ドル高。その他の限月は0.57ドル安~0.97ドル高。
 
 ウクライナでロシア軍の軍事行動が続き、欧州連合(EU)が早期にロシア産原油の禁輸措置を取りまとめると想定されているなかで、リビア国営石油会社(NOC)が同国最大のシャララ油田の生産について不可抗力条項の発動を宣言したことが相場を押し上げた。インタファクス通信によると4月前半のロシアの生産量は3月と比較して7.5%減と伝わっており、供給ひっ迫懸念が根強い。

 時間外取引で6月限は買いが優勢となった後に失速すると105.43ドルまで軟化。ただ、通常取引開始後は買いが盛り返し109.20ドルまで上値を伸ばしたが、引けにかけては押し戻された。

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