NY株式12日(NY時間15:21) ダウ平均 31461.84(-372.27 -1.17%) ナスダック 11268.19(-96.05 -0.85%) CME日経平均先物 25595(大証終比:-175 -0.68%) NY時間の終盤に入ってダウ平均は下げ渋っているものの、一時600ドル超下落する場面が見られた。きょうのNY株式市場でダウ平均は6日続落。市場ではリスク回避の雰囲気が続いており、株式市場は売りが強まっている。 前日と雰囲気に変化はない。前日の米消費者物価指数(CPI)はインフレがピークに達したとの確信には至らず、FRBの積極利上げへの期待を高める内容となった。市場では、FRBや他の中銀もインフレを引き下げようと躍起となる中で、ソフトランディングを達成できるのか懐疑的な見方が広がっている模様。市場はハードランディングのシナリオを織り込もうとしているとの指摘も出ている。 IT・ハイテク株はきょうも売られているほか、エネルギー、銀行も下落。一方、リスク回避で米国債利回りが低下していることから、住宅建設が上昇。医薬品や日用品などディフェンシブ銘柄も買われている。このところ下げが目立っていたeコマース銘柄に買い戻しが膨らんだ。特段の理由はなく、値ごろ感からの買戻しが出ている模様。本日はビットコインが下げ一服となっていることで仮想通貨関連株も買い戻されている。 ディズニー<DIS>が決算を受け下落しており、ダウ平均を圧迫。ディズニー+の加入者は予想以上に増加したものの、加入者数の伸びに慎重な見通しを示したほか、映画・テレビ番組向けの支出を減らす方針も明らかにしたことが嫌気されている。 電気自動車(EV)のリビアン<RIVN>が決算を受け大幅高。通期の生産台数の見通しを据え置いたことが好感されている。 電気自動車(EV)のローズタウン<RIDE>が大幅高。台湾のフォックスコン(鴻海科技集団)がローズタウンのオハイオ州の工場を2.3億ドルで取得し、ローズタウンのピックアップトラック「エンデュランス」の生産を引き継ぐと発表した。 レストラン運営のダッチ・ブラザーズ<BROS>が決算を受け大幅安。同社は手作りエスプレッソを中心としたドライブスルー店舗を運営。通期の売上高見通しが予想を下回ったほか、EBITDAも下方修正した。黒字の見通しが立たないとも指摘も出ていた。 デートアプリのバンブル<BMBL>が決算を受け大幅高。アナリストから前向きな評価が出ており、「2四半期の見通しは紛れもなく力強く、同社の強力な取り組みと伴に、オンライン・デート・サービスに対する広範な基礎需要の底堅さを示していると考えられる」と指摘した。 ディズニー<DIS> 103.07(-2.14 -2.03%) リビアン<RIVN> 24.23(+3.63 +17.62%) ビヨンド・ミート<BYND> 25.20(-0.98 -3.73%) ローズタウン<RIDE> 2.30(+0.79 +51.99%) ダッチ・ブラザーズ<BROS> 24.93(-9.44 -27.47%) バンブル<BMBL> 21.89(+4.26 +24.16%) アップル<AAPL> 141.00(-5.50 -3.75%) マイクロソフト<MSFT> 253.53(-7.02 -2.69%) アマゾン<AMZN> 2117.88(+10.44 +0.50%) アルファベットC<GOOG> 2245.56(-33.66 -1.48%) テスラ<TSLA> 721.25(-12.75 -1.74%) メタ・プラットフォームズ<FB> 190.00(+1.26 +0.66%) AMD<AMD> 85.50(-2.42 -2.75%) エヌビディア<NVDA> 158.91(-7.39 -4.44%) ツイッター<TWTR> 44.89(-1.20 -2.60%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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