大阪6月限 日経225先物 26630 +150 (+0.56%) TOPIX先物 1863.0 +4.0 (+0.21%) 日経225先物(6月限)は前日比150円高の2万6630円で取引を終了。寄り付きは2万6470円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6500円)にサヤ寄せする格好から、小動きで始まった。現物の寄り付き直後につけた2万6440円を安値に出直ると、前場半ばには一時2万6710円まで買われた。前引けにかけては若干上げ幅を縮めたが、2万6600円水準での底堅い値動きを継続するなか、後場に入ると2万6650円辺りで推移するなど、狭いレンジながらも下値を切り上げていた。 心理的な上値抵抗線の25日、75日移動平均線に接近する局面では上値を抑えられる格好となったものの、買い一巡後も底堅い値動きを見せていた。グローベックスの米株先物はNYダウ先物が200ドルを超える上昇、ナスダック100先物も150ポイント程度のプラス圏での推移を見せていたため、ショートは仕掛けづらい需給状況だった。また、中国・上海市が6月に都市封鎖(ロックダウン)を解除する方針を示したのを受けて、上海総合、ハンセン指数が堅調な値動きで推移していたこともセンチメントの改善につながった。 日中の動きとしては25日、75日線に上値を抑えられていたものの、押し目狙いのロングスタンスの動きにより、下値を切り上げたようだ。なお、17日の米国ではパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されている。改めて0.50%の追加利上げが適切であるとの見解を示すと見られ、市場が警戒していた0.75%の利上げ観測は後退し、過度なリスク回避姿勢を緩める動きに向かいそうだ。 VIX指数は前日の低下で支持線として意識されていた25日線を下回ってきたこともあり、リスク選好姿勢が高まるなか、足元で積み上がっていたショートポジションを巻き戻す動きを強めてくる可能性にも期待したい。楽観視は禁物ではあるが、日経225先物はナイトセッションでの抵抗線突破から、2万7000円を射程に入れたロングスタンスの動きを意識しておきたいところだ。 NT倍率は先物中心限月で14.29倍に上昇した。朝方はTOPIX型優位のなかで14.19倍に低下する場面も見られたが、同水準に位置する25日線が支持線として機能する格好での切り返す動き。これにより3月下旬以降の上値抵抗水準まで上昇してきたため、いったんはNTロングの巻き戻しがありそうだ。ただし、14.30倍を明確に突破してくるようだと、改めてNTロングのポジションに向わせそうである。 手口面では、日経225先物はABNアムロが1120枚、auカブコムが860枚、ソジェンが450枚程度の売り越しに対して、ドイツが860枚、BofAが610枚、JPモルガンが400枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はモルガンSが2070枚、JPモルガンが800枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1190枚、大和が870枚、ゴールドマンが680枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。