日経平均株価 始値 26448.23 高値 26769.20(14:40) 安値 26426.99(09:02) 大引け 26739.03(前日比 +336.19 、 +1.27% ) 売買高 12億5330万株 (東証プライム概算) 売買代金 2兆9995億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は336円高と急反発、2万6700円台を回復 2.NYダウは下落も日経平均は前日大幅安の反動で買い先行 3.NYダウ先物やアジア市場の上昇を受けて安心感が広がる 4.レーザーテクや東エレク、ソニーGなどのハイテク株が高い 5.自社株買いが好感されセイコーエプソンは一時10%超高に ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウ は前日比236ドル安と続落し、連日で年初来安値を更新した。冴えない企業決算に失望感が広がり売りが優勢となった。 東京市場では、日経平均株価は急反発。積極的な買いが流入し2万6700円台を回復した。 前日のNYダウは続落した。これを受けた東京市場では寄り付きは45円高と小幅高でスタートした。その後、買いの勢いが強まり午前10時過ぎには上昇幅は300円を超した。前日に日経平均が500円超の大幅安となった反動もあり、買いが流入した。NYダウ先物が上昇したことや中国・上海、香港、シンガポールといったアジア市場が堅調に推移したことも買い安心感を誘った。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>といったハイテク株が高く、リクルートホールディングス<6098>やトヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>が値を上げた。日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>など海運株がしっかり。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も買われた。自社株買いの発表が好感されセイコーエプソン<6724>は一時10%超高に急伸した。 半面、キーエンス<6861>や三菱重工業<7011>が安い。三井松島ホールディングス<1518>やベイカレント・コンサルティング<6532>が売られ、ダイキン工業<6367>やINPEX<1605>が軟調だった。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、リクルート <6098>、東エレク <8035>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約164円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、セコム <9735>、キーエンス <6861>、資生堂 <4911>、花王 <4452>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約22円。 東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)精密機器、(3)非鉄金属、(4)サービス業、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)パルプ・紙、(3)食料品、(4)水産・農林業、(5)鉱業。 ■個別材料株 △東北新社 <2329> [東証S] 22年3月期利益は計画上振れで着地。 △リミックス <3825> [東証S] インベスコ・アセット・マネジメントが6.31%保有。 △ベイシス <4068> [東証G] 空中ディスプレー設置推進のための共同プロジェクトを発足。 △エネチェンジ <4169> [東証G] EV充電サービス専用アプリの提供開始。 △ライトW <4267> [東証G] 「CAREERSHIP」が京王 <9008> [東証P]に採用。 △ガーラ <4777> [東証S] 東南アジアで「フリフユニバース」のサービス提供開始。 △エイチワン <5989> [東証P] 日立ハイテクとアルミホットスタンプ部品の量産化に向け協業開始。 △エプソン <6724> [東証P] 3300万株を上限とする自社株買いと記念配当を実施へ。 △光陽社 <7946> [東証S] 前期最終黒字転換で今期も黒字見通し。 △郵船 <9101> [東証P]、川崎汽 <9107> [東証P] バルチック海運指数の上昇顕著で追い風。 ▼相模ゴ <5194> [東証S] コスト増見込み23年3月期営業益予想26%減。 ▼大同信 <6743> [東証S] 原材料費の上昇などで23年3月期営業益予想49%減。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)大阪チタ <5726>、(2)ジェイリース <7187>、(3)邦チタ <5727>、(4)マネフォ <3994>、(5)アトラエ <6194>、(6)Jテック・C <3446>、(7)東名 <4439>、(8)FFJ <7092>、(9)エプソン <6724>、(10)川崎汽 <9107>。 値下がり率上位10傑は(1)日医工 <4541>、(2)ワイエイシイ <6298>、(3)三井松島HD <1518>、(4)スノーピーク <7816>、(5)アシックス <7936>、(6)ALSOK <2331>、(7)丸和運機関 <9090>、(8)マキタ <6586>、(9)Ubicom <3937>、(10)Jディスプレ <6740>。 【大引け】 日経平均は前日比336.19円(1.27%)高の2万6739.03円。TOPIXは前日比17.29(0.93%)高の1877.37。出来高は概算で12億5330万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1270、値下がり銘柄数は492となった。東証マザーズ指数は657.29(16.62ポイント高)。 [2022年5月20日] 株探ニュース
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