NY株式11日(NY時間10:01) ダウ平均 31197.55(-140.60 -0.45%) ナスダック 11379.04(-256.27 -2.21%) CME日経平均先物 26740(大証終比:+90 +0.34%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続落して始まっている。中国で感染が再拡大しており、アジアや欧州の株式市場が軟調に推移している流れを引き継いでいる。中国政府が再び規制を強化するのではとの懸念もあるようだ。感染拡大は中国のみならず、米国と欧州、日本でも確認されており気掛かりになっている模様。 今週から始まる4-6月期決算への警戒感も出ている模様。リセッション(景気後退)への懸念が市場の雰囲気を重くしている中、市場は決算にかなりの関心を寄せている。今回は非常に保守的な見通しが示される可能性が高く、それに対して市場がどう反応するか注目しているようだ。 「コモディティ価格や生産者コストの高騰が続くなかで、企業がこうしたコスト高をどの程度消費者に転嫁できるのか、経済、地政学、その他の大きな逆風のなか、いかにして収益を力強く維持するかを確認したい」との声も聞かれる。 今週はペプシコ<PEP>やデルタ航空<DAL>、週末にはJPモルガン<JPM>やモルガン・スタンレー<MS>など大手金融が発表を予定。 また、13日水曜日に6月の米消費者物価指数(CPI)も発表される。食品とエネルギーを含む総合指数は5月の8.6%を上回る8.8%を予想。市場は高インフレとFRBの積極利上げを既に織り込んでいるが、予想以上に悪化した場合の反応は警戒される。 ツイッター<TWTR>が下落。先週末の引け後にマスク氏がツイッターの買収合意を取り止めたとツイッターに通知した。先週、買収合意は深刻な危機にあると伝わっていたが、マスク氏のチームはツイッターのスパムアカウントに関する数値を検証不可能と判断し、同チームは440億ドルの買収のための資金調達に関するいくつかの議論にも、関与するのを取り止めたとも報じられていた。これを受けてツイッター側は法的措置を準備しているという。 ウィンリゾーツ<WYNN>やラスベガスサンズ<LVS>などカジノ株が下落。中国でオミクロン株の亜種の感染が再拡大しており、中国政府が再びロックダウン実施するのではとの警戒感が出ている。マカオでは11日月曜日から18日までセミロックダウンともいえる社会相対静止状態に突入する。 ツイッター<TWTR> 34.23(-2.58 -7.01%) ウィン・リゾーツ<WYNN> 51.97(-4.50 -7.96%) ラスベガス・サンズ<LVS> 31.31(-3.07 -8.93%) MGM<MGM> 28.34(-1.01 -3.43%) アップル<AAPL> 144.22(-2.82 -1.92%) マイクロソフト<MSFT> 262.45(-5.21 -1.95%) アマゾン<AMZN> 111.31(-4.23 -3.66%) アルファベットC<GOOG> 2336.50(-66.87 -2.78%) テスラ<TSLA> 723.81(-28.48 -3.79%) メタ・プラットフォームズ<META> 162.76(-8.12 -4.75%) AMD<AMD> 76.22(-3.13 -3.94%) エヌビディア<NVDA> 151.50(-6.88 -4.34%) ツイッター<TWTR> 34.23(-2.58 -7.01%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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