大阪9月限 日経225先物 26280 -370 (-1.38%) TOPIX先物 1878.5 -27.5 (-1.44%) 日経225先物(9月限)は前日比370円安の2万6280円で取引を終了。寄り付きは2万6630円とシカゴ日経平均先物(2万6585円)を上回り、小反落して始まった。寄り付き直後には一時2万6680円まで買われプラスに転じる場面もあったが買いは続かず、欧米や中国などの景気減速が警戒されてリスク回避の売りが強まり、前場半ばには一気に2万6300円水準まで下げ幅を広げた。ランチタイムで2万6250円まで売られた後は下げ渋りも見せたが、ショートカバーは限られ、後場は2万6250円~2万6320円辺りでのボトム推移を継続。 東証プライムの売買高は5営業日ぶりに10億株台と低水準だった。指数インパクトの大きいソフトバンクグループ <9984> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]、TDK <6762> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が総じて軟調だったこともあり、売り一巡後のリバウンド狙いの買いも限られていた。中国では新型コロナウイルス感染拡大を抑え込むための行動規制強化、欧州ではロシアとドイツをつなぐ天然ガスの主要パイプラインが定期検査終了後も停止を続ける可能性が警戒されており、世界景気への影響が不安視されている。 グローベックスの米株先物でNYダウが200ドル近く下落して推移しているほか、ナスダック100先物は100ポイント近く下げている。米国市場では13日に発表を控える6月の米消費者物価指数(CPI)を前にショック安を警戒した先回り的なショートも警戒されそうである。模様眺めムードが強まるなかでのショートによって、下へのバイアスが強まる動きには警戒しておきたい。 また、日経225先物は週初に2万6500円~2万7000円のレンジに移行する動きを見せたが、本日の下落で再び2万6000円~2万6500円のレンジに切り下がった。薄商いのためイレギュラー的な価格形成の側面はあるが、日本でも新型コロナの新規感染者数が急拡大しており、行動制限への警戒感が強まる局面では2点底を形成している節目の2万5500円割れを狙ったショートも意識されよう。 NT倍率は先物中心限月で13.98倍だった。小動きではあったが、概ね14.00倍を下回っての推移だったこともあり、引き続きNTショートによるスプレッド狙いでの対応を想定しておきたい。 手口面では、JPモルガンが1400枚、野村が930枚、大和が850枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1900枚、モルガンSが870枚、SBIが470枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが2400枚、JPモルガンが2330枚、ドイツが1220枚、BNPパリバが2280枚、ソジェンが2000枚、三菱UFJが1070枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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