大阪9月限 日経225先物 26760 +60 (+0.22%) TOPIX先物 1890.0 ±0.0 (±0.00%) 日経225先物(9月限)は、前日比60円高の2万6760円で取引を終了。寄り付きは2万6760円と、シカゴ日経平均先物(2万6700円)を上回り、買い先行で始まった。予想を上回る決算を評価する動きからファーストリテイリング <9983> [東証P]が指数を押し上げ、現物の寄り付き直後には2万6860円まで買われた。心理的な抵抗線の75日移動平均線辺りまで上げてきたことで、短期的には達成感が意識され、買い一巡後は利食い優勢となり、前場半ばには一時2万6540円まで売られる場面も見られた。だが、ほどなく買い戻しが入り、前引けにかけて再び75日線に接近。3連休を控えて、後場は2万6700円~2万6800円辺りでこう着し、結局は2万6760円と寄り付き水準で取引を終えた。 ファーストリテイリングが1社で日経平均株価を約214円けん引するなど、日経平均型優位の展開のなか、NT倍率は先物中心限月で14.15倍に上昇した。75日線接近で上値を抑えられる格好とはなったが、25日線を上回って終えており、調整トレンドからの転換が意識されそうである。日経225先物は結局のところ、週前半の調整部分を戻した格好であり、商いはリバランス中心といった見方になるだろう。とはいえ、VIX指数が低下傾向を見せているほか、減速懸念から低迷していた米半導体株にも物色が見られており、センチメントは改善していると見られる。米国市場は7月の連邦公開市場委員会(FOMC)が通過するまでは明確なリバウンドは期待しづらいが、VIX指数の低下傾向が続くようであれば、押し目狙いのロングは次第に強まってくる可能性には期待したい。 目先的には75日線の突破待ちといった格好だが、6月20日のダブルボトム形成以降は、下値切り上げのトレンドが継続しいる。チャート上では、次第に煮詰まり感が意識されやすいと考えられ、打診的なロングも入りやすいだろう。積極的にポジションを傾けづらい状況ではあるが、NTロングでのスプレッド狙いの動きを想定しておきたい。 手口面では、日経225先物はJPモルガンが810枚、野村が780枚程度の売り越しに対して、UBSが730枚、SBIが640枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが1170枚、BofAが800枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが680枚、JPモルガンが740枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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