NY株式15日(NY時間10:38) ダウ平均 31212.71(+582.54 +1.90%) ナスダック 11392.30(+141.11 +1.25%) CME日経平均先物 26930(大証終比:+170 +0.63%) きょうのNY株式市場でダウ平均は6日ぶりに大幅に反発している。上げ幅は600ドルを超えた。前日はJPモルガン<JPM>の決算を嫌気して売りが先行していたが、きょうはシティグループ<C>が決算を受けて上昇していることで安心感が広がっている模様。 また、6月の米小売売上高が予想を上回る内容だったことも景気後退への懸念を和らげている。消費者がガソリン代を多く支払ったにもかかわらず、自動車やその他さまざまな商品を購入していたことが明らかとなった。インフレ警戒を示す内容でもあるものの、今回は株式市場も素直に反応している模様。 市場では先週の強い米消費者物価指数(CPI)を受けて、今月のFOMCでは1.00%ポイントの利上げが実施されるのではとの観測が広がっている。ただ、0.75%ポイントを支持するFOMCメンバーの発言が伝わり、その期待は後退している。前日の短期金融市場では1.00%ポイントの利上げの確率を一時85%程度まで高めていたが、現在は30%程度まで急低下している。 ただ、下値警戒感は根強く、米大手銀のストラテジストは、年後半には厳しい景気後退とドル高リスクから、米国株はさらに下落する可能性があると指摘している。今回の決算が予想より悪ければ、株式市場は「適切な降伏」を見ることになるかもしれないと述べた。 生活必需品などディフェンシブの一角が下落しているほかは、IT・ハイテク株、エネルギー、銀行などほぼ全面高の展開となっている。 シティグループ<C> 48.69(+4.55 +10.31%) アップル<AAPL> 149.22(+0.75 +0.51%) マイクロソフト<MSFT> 259.44(+5.36 +2.11%) アマゾン<AMZN> 113.36(+2.73 +2.47%) アルファベットC<GOOG> 2267.28(+38.48 +1.73%) テスラ<TSLA> 715.16(+0.22 +0.03%) メタ・プラットフォームズ<META> 163.04(+4.99 +3.15%) AMD<AMD> 79.73(+1.13 +1.43%) エヌビディア<NVDA> 156.19(+2.47 +1.61%) ツイッター<TWTR> 36.73(+0.44 +1.21%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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