大阪9月限 日経225先物 26930 +170 (+0.63%) TOPIX先物 1900.0 +10.0 (+0.52%) 日経225先物(9月限)は前日比170円高の2万6930円で取引を終了。寄り付きは2万6900円とシカゴ日経平均先物(2万6920円)にサヤ寄せする形で買い先行で始まった。買い一巡後は戻り売りに押されて、一時2万6760円と前日比変わらずの水準まで軟化する場面も見られた。ただし、オプション権利行使価格の2万6750円接近で下げ渋ると、前場終盤にかけてショートカバーを交えた切り返しによって2万7030円まで上昇。後場は節目の2万7000円回復で強弱感が対立するなか、2万6900円~2万7000円辺りのレンジ推移だった。 日経225先物は2万7000円回復で目先の達成感が意識されて上値を押さえられたが、日中の高値水準での底堅い値動きだった。グローベックスの米株先物は小動きで推移しており、ショートが仕掛けづらい状況だったと見られる。 指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング <9983> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ダイキン工業 <6367> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]、ソニーグループ <6758> [東証P]が強い動きを見せた一方で、薬品株は弱い値動きだったため、相対的に日経平均型を押し上げたようである。 これによりNT倍率は先物中心限月で14.17倍に上昇した。一時14.20倍まで上げ幅を広げており、抵抗線として意識される75日移動平均線を捉える場面も見られた。6月6日の戻り高値14.42倍を起点とした下降トレンドラインの上限を突破してきたことで、トレンド転換が意識されてくるだろう。また、一目均衡表では「雲」下限が14.20倍辺りで横ばいを形成。テクニカル面では「雲」下限が上値抵抗として意識されやすい水準である一方で、この水準をクリアし「雲」上限が位置する14.25倍辺りを捉えてくるようだと、NTロングの動きが強まりやすいと見ておきたい。 また、日経225先物はリバウンド基調を継続するなかで75日線を支持線に変えてきた。また、足元では切り上がる5日線を支持線とした下値切り上げのトレンドを形成。さらに、5日線と75日線によるゴールデンクロスも接近するチャート形状である。 決算発表が本格化するなかで積極的な売買は手控えられやすいが、テクニカル面ではシグナルの好転が見られてきており、ショートカバーが強まりやすい。また、6月の急落局面でロングポジションを解消させたファンド経由による資金流入も意識されてくる可能性がありそうだ。 手口面では、日経225先物はABNアムロが1210枚、バークレイズが700枚程度の売り越しに対して、みずほが1570枚、ゴールドマンが670枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが1020枚、モルガンSが970枚、シティが600枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1180枚、JPモルガンが1170枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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