アジア株 台湾株は続落、米中対立激化を警戒 中国が一部台湾企業との取引を禁止、一部輸出輸入も停止に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 台湾株は続落、米中対立激化を警戒 中国が一部台湾企業との取引を禁止、一部輸出輸入も停止に

東京時間11:00現在
香港ハンセン指数   19868.86(+179.65 +0.91%)
中国上海総合指数  3205.42(+19.15 +0.60%)
台湾加権指数     14709.49(-37.74 -0.26%)
韓国総合株価指数  2451.72(+12.10 +0.50%)
豪ASX200指数    6968.20(-29.85 -0.43%)

アジア株は高安まちまち。

香港や上海は上昇、前日に大幅下落したことから値ごろ感による買い戻しが優勢。ただ、米中関係悪化は引き続き懸念されている。また、米大幅利上げ観測が再浮上していることへの警戒感も広まっている。

ペロシ米下院議長は2日夜に台湾に到着した。きょう日本時間11時半から台湾の蔡総統と会談し、11時50分過ぎから共同記者会見を開くとしている。一方で、中国はあす午後から7日にかけて台湾周辺で軍事演習を実施する。中国外相は米国は今すぐ「台湾カード」の使用をやめるべきだと警告している。

きょう発表された中国7月の財新サービスPMIは2021年4月以来の高水準となった。コロナ制限措置が緩和されるにつれて、サービス業の活動が回復した。ただ、中国株式市場への影響は限定的。市場は米中問題を注視している。

台湾株は続落、豪州株も下落。米中対立が懸念されている。中国当局は一部台湾企業との取引を禁止するとしたほか、柑橘類や冷凍アジアなどの輸入を禁止したほか、台湾への天然砂の輸出を停止することを決定した。

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