スターバックス<SBUX>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。値上げによる米国での好調な業績が中国でのロックダウンによる客足減少を相殺した。 注文あたりの単価は6%上昇したが、既存店売上高は3%の減少に留まっており、価格上昇が販売量の減少を補っていることを示している。なお、ガイダンスについては、今年度の残りは発表を停止したままだと述べた。 アナリストからは、「現時点で株価は適正水準で評価されている。インフレと中国の不安定な状況により、収益性は引き続き圧迫されると見ている」といった見方の半面、「中国の逆風が中期的な同社の成長を妨げるとは予想していない。直近の感染拡大が来る前に同社の投資収益率は強化されている。ロイヤルティ・プログラムの会員数も健全な伸びを示している」といった指摘も出ている。 (4-6月・第3四半期) ・既存店売上高:3%(予想:4.3%) 米国:9%(予想:8.8%) 海外:-18%(予想:-16.1%) ・1株利益(調整後):0.84ドル(予想:0.76ドル) ・売上高:81.5億ドル(予想:81.4億ドル) (NY時間09:44) スターバックス<SBUX> 84.85(+1.14 +1.36%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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