ドラックストア運営や医療保険管理などを手掛ける総合ヘルスケア大手のCVSヘルス<CVS>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の1株利益の見通しを上方修正した。 ウイルス検査の売上げが予想外に増加しており、ワクチン接種や検査診断の需要減退を乗り切っている。同社の薬局は注射や検査、その他の必需品を入手するための便利な拠点として機能しているが、検査やワクチンに対する需要は薄れてきている。それでも、同社の小売・介護部門の売上高は処方箋や店頭販売の増加、薬剤費の上昇、家庭用のウイルス検査の店頭販売などにより、第2四半期に1桁台の伸びを示した。 アナリストは、「最も好調だったのは小売部門であり、既存店売上高の伸びは路面店舗、薬局ともに予想を遥かに上回った」と述べている。 (4-6月・第2四半期) ・既存店売上高:8.0%(予想:1.4%) ・1株利益(調整後):2.40ドル(予想:2.17ドル) ・売上高:860.4億ドル(予想:764.8億ドル) 薬局サービス:428.1億ドル(予想:407.7億ドル) 小売/LTC:262.9億ドル(予想:246.3億ドル) 医療保険:227.6億ドル(予想:225.7億ドル) ・営業利益(調整後):48.1億ドル(予想:44.1億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):8.40~8.60ドル(従来:8.20~8.40ドル)(予想:8.35ドル) ・営業キャッシュフロー:125~135億ドル(従来:120~130億ドル)(予想:129億ドル) (NY時間10:40) CVSヘルス<CVS> 99.54(+4.17 +4.37%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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