ダウ平均は続伸 IT・ハイテク株が上昇=米国株序盤

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式8日(NY時間10:11)
ダウ平均   33078.37(+274.90 +0.84%)
ナスダック   12832.77(+175.22 +1.38%)
CME日経平均先物 28300(大証終比:+60 +0.21%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸して始まっている。先週末の米雇用統計が強い内容となったことで、市場ではFRBの積極利上げへの期待が高まっている。9月も0.75%ポイントの利上げが有力視され始めており、確率は70%程度に上っている状況。

 ただ、株式市場の関心は利上げよりもリセッション(景気後退)に移っており、その意味では米雇用統計はフォローとなっていた模様。今週は米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、その内容を見極めたい雰囲気もあるようだ。4-6月期の決算も峠を越え、警戒していたほどは悪くなかったことも株式市場をサポートしている。

 IT・ハイテク株が上昇。先週は強い米雇用統計で米国債利回りが上昇したことから軟調な動きも見られた。しかし、きょうは利回りが下げており、10年債も3%を目指そうという気配がない。そのため、成長株には安心感につながっている模様。取引開始前にエヌビディア<NVDA>が5-7月期(第2四半期)の暫定決算を公表し、ゲーム部門の不振で売上高が予想を大きく下回ったことで売りが強まっている。しかし、他のIT・ハイテク株には波及していない。

 太陽光や電気自動車(EV)などグリーン関連銘柄が上昇。米上院が7日に10年間で総額4330億ドル規模の気候変動・医療対策法案を可決した。法案には、再生可能エネルギー分野での投資や、EVやエコ住宅の購入者への優遇税制などの気候変動対策が盛り込まれている。

テスラ<TSLA> 901.18(+36.67 +4.24%)
リビアン<RIVN> 38.26(+2.59 +7.26%)
ファーストソーラー<FSLR> 112.71(+10.81 +10.61%)
サンラン<RUN> 36.18(+2.94 +8.84%)

アップル<AAPL> 167.30(+1.95 +1.18%)
マイクロソフト<MSFT> 284.97(+2.06 +0.73%)
アマゾン<AMZN> 143.24(+2.44 +1.73%)
アルファベットC<GOOG> 120.38(+2.16 +1.83%)
メタ・プラットフォームズ<META> 175.29(+8.18 +4.89%)
AMD<AMD> 101.00(-1.31 -1.28%)
エヌビディア<NVDA> 180.80(-9.09 -4.79%)
ツイッター<TWTR> 43.45(+0.93 +2.18%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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