大阪9月限 日経225先物 27660 +30 (+0.10%) TOPIX先物 1927.0 -7.5 (-0.38%) 日経225先物(9月限)は、前日比30円高の2万7660円で取引を終了。朝方は米国市場でNYダウが上昇に転じた流れもあり、東京市場でも直近の下落に対する自律反発から始まった。一方で、米半導体株の下落影響により、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]などハイテク株の弱い値動が重荷となり、方向感をつかみづらくさせた。 全体としては米雇用統計の発表を控えていることもあり、ポジションをニュートラルに近づけるリバランス中心の動きであろう。日経225先物で75日移動平均線とボリンジャーバンドの-2σが位置する2万7370円辺りが意識されるなかでは、自律反発狙いのロングは限られていたと見られる。ファーストリテイリング <9983> [東証P]が日経平均株価を下支えした格好だったものの、ハイテク株の弱い値動きが投資家心理を慎重にさせていた。 前日に支持線として意識されていた75日移動平均線を下回ってきたNT倍率は、14.35倍に上昇した。米雇用統計を控える週末要因もあって、NTショートの利益確定に伴うリバランスの動きだったと見られる。テクニカル的には理想的な反発ではあるものの、再びNTロングを組成する動きに向かうには、米半導体株の底打ちが条件となろう。 1日の米国市場は雇用統計の発表を前にショートに傾いていたポジションを調整する動きだったが、雇用統計の結果を受けて改めてショートを強めてくるようだと、不安定な相場展開が継続しそうである。来週末の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、限月交代に伴うロールオーバーの動きも見られてきているため、積極的にトレンドを取りに行く商いは限られるだろう。ただし、外部要因を受けて大きく振れる局面ではヘッジ対応の動きが活発化するため、様子見姿勢を強めそうだ。 手口面では、日経225先物はバークレイズが1130枚、UBSが660枚、BNPパリバが480枚、ソジェンが430枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが1190枚、JPモルガンが860枚、野村が830枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが3810枚、モルガンSが890枚、UBSが670枚程度の売り越しに対して、バークレイズが1710枚、BNPパリバが1120枚、ソジェンが1120枚程度の買い越しだった。ゴールドマンについてはNTロングの形となったが、ロールオーバーの動きと見られる。 株探ニュース
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