大阪12月限 日経225先物 28260 +260 (+0.92%) TOPIX先物 1958.0 +10.5 (+0.53%) 日経225先物(12月限)は、前日比260円高の2万8260円で取引を終了。寄り付きは2万8250円と、シカゴ日経平均先物(2万8195円)を上回る格好から、ギャップアップで始まった。前場半ばにかけて一時2万8400円まで買われ、買い一巡後に2万8210円まで上げ幅を縮めたものの、ナイトセッションの終値水準は割り込まず、ランチタイム以降は2万8300円を挟んで底堅い値動きを継続した。 日経225先物はランチタイム以降、こう着感の強い値動きとなったものの、25日移動平均線が支持線として機能しており、短期筋のショートは入りづらい状況だったと見られる。一方で、同水準では押し目狙いのロングが入りやすかったようだ。オプション権利行使価格の2万8250円が支持線として機能するなか、2万8250円~2万8500円辺りのレンジ推移から、ボリンジャーバンドの+1σが位置する2万8700円辺りがターゲットとして意識されてくる可能性がありそうだ。 グローベックスの米株先物は、NYダウ先物が90ドル高、ナスダック100先物は70ポイント程度の上昇で推移している。週明けの米国市場の上昇が見込まれるなか、日経225先物のナイトセッションは2万8300円を上回っている。ただし、米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げは織り込まれてはいるが、13日には8月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、積極的に手掛けづらい状況ではある。 とはいえ、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数は先週末に75日線を突破してきた。利食いの動きは入りやすいだろうが、75日線を支持線として底堅い値動きを見せてくるようだと、ショートカバーの動きは強まりやすいと考えられる。週明けの米国市場で同様の値動きが見られるようだと、日経225先物も25日線水準での底堅さから、ショートカバーを交えた強い動きが期待されそうだ。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.43倍に上昇した。来週のFOMCまでは積極的にはポジションを傾けづらいものの、FOMC通過後のアク抜けが意識されてくるなか、8月16日の高値14.58倍をターゲットとした、NTロングを組成する動きは強まりやすいだろう。 また、VIX指数は先週末に22.79に低下してきた。25日線まで調整してきたことで、いったんは反発の動きを想定しつつも、直近のボトム水準での推移を見せてくるようであれば、NTロングでのスプレッド狙いで対応したいところである。 手口面では、日経225先物は野村が910枚、HSBCが820枚、ABNアムロが710枚、BofAが560枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが1250枚、シティが870枚、三菱UFJが770枚、みずほが600枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は、三菱UFJが2840枚、SMBC日興が1080枚、大和が930枚、モルガンSが840枚程度の売り越しに対して、野村が2700枚、バークレイズが1310枚、ゴールドマンが970枚、クレディスイスが750枚、JPモルガンが610枚程度の買い越しだった。JPモルガンのロングのほか、三菱UFJによるNTロング、さらにクレディスイス経由によるショートカバーと見られる動きが目立った。 株探ニュース
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