アジア株 上海株は続落、指標発表延期で中国景気に不透明感 香港市場では不動産株が大幅高 東京時間11:03現在 香港ハンセン指数 16804.44(-110.14 -0.65%) 中国上海総合指数 3066.48(-13.97 -0.45%) 台湾加権指数 13141.71(+17.03 +0.13%) 韓国総合株価指数 2264.14(+14.19 +0.63%) 豪ASX200指数 6818.50(+39.28 +0.58%) アジア株はまちまち。調整売りに押されている一方で、米株大幅続伸を好感した買いも入っている。 香港株は反落、きのうの大幅上昇を受け調整売りに押されている。きのう上昇していたネットイースやJDドットコム、美団、テンセントなどハイテク関連が総じて下落している。 一方、不動産株は大幅高。碧桂園控股は5.6%高、CG SERVICESは5.1%高、龍湖集団は4.5%高、華潤置地は3.8%高、恒基兆業地産は3.6%高、中国海外発展は3.3%高、長江基建集団は2.8%高、長江実業集団は2.5%高。香港の李家超行政長官がきょう、初の施政方針演説を行う予定となっており、その中で非居住者に課す不動産印紙税の規制を緩和する方針を表明する見通しとなっている。香港政府は長引くコロナ規制で人材が海外に流出していることを受け、人材を呼び込むことを目指すとしている。 上海株は続落、景気減速懸念が重石。GDPや貿易統計など中国9月の指標がすべて発表延期になった。理由は明らかになっていないが、長引く「ゼロコロナ」などを受け、9月の指標が全て弱い内容となったことから、習近平国家主席のイメージ悪化を防ぐために共産党大会中は公表を見送ったとの見方が濃厚。中国第3四半期GDPは前年比+3.3%前後の予想となっており、政府目標である+5.5%前後を大きく下回る見通し。
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