大阪12月限 日経225先物 27260 +300 (+1.11%) TOPIX先物 1908.5 +24.5 (+1.30%) 日経225先物(12月限)は前日比300円高の2万7260円で取引を終了。寄り付きは2万7170円と、シカゴ日経平均先物(2万7145円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。買い一巡後に2万7080円まで上げ幅を縮めた後は、戻り待ちのショートを交えながらも緩やかなリバウンドを継続し、前場半ばには一時2万7240円まで買われた。その後は2万7140円~2万7240円辺りでの推移を見せるなか、ランチタイムでこのレンジを突破すると、後場の取引開始直後には2万7330円まで上げ幅を広げた。ただし、同水準に位置する75日移動平均線を超えられず、終盤にかけては利益確定に伴う商いがやや優勢だった。 前日に6%を超える急落となった香港ハンセン指数が、開始直後に1%を超える下落と弱い値動きだったことから投資家心理を神経質にさせた。だが、後場に入り、「中国が製造業に焦点を当てた外国投資を促進すると表明した」との報道をきっかけに一時プラスに転じたことで、日経225先物も持ち直しの動きに向かわせたようだ。また、前日決算を発表した日本電産 <6594> [東証P]が終日強含みで推移したことも安心感につながった。 日経225先物は75日線突破とはならなかったが、終盤にかけての反動ではオプション権利行使価格の2万7250円辺りでの底堅さが見られた。米大型テック株の決算が本格化するなか、ポジティブな反応を見せてくるようだと、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株への波及が期待されよう。11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあって、積極的なポジションは取りづらいが、ショート筋にとってはポジションをニュートラルに近づけておきたいところだ。日経225先物では引き続き75日線突破から10月6日の戻り高値2万7400円を捉えてくる動きが意識されそうだ。 NT倍率は14.28倍に低下した。一時14.25倍まで下げて75日線を下回る場面も見られたが、終値では75日線水準で下げ渋る格好となった。明確な方向性は見極めづらいものの、大型テック株の決算や11月のFOMCを控えるなかでリバランスの動きが強まりやすいと考えられ、75日線を下回ってくる局面では、NTロングのポジションに向かわせよう。 手口面では、日経225先物はABNアムロが3190枚、クレディスイスが690枚程度の売り越しに対して、ドイツが1760枚、JPモルガンが1260枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はJPモルガンが1360枚、ソジェンが590枚、BNPパリバが510枚程度の売り越しに対して、ドイツが1320枚、みずほが850枚、ゴールドマンが500枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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