23日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日の米株式市場が下落したことが警戒され値を下げた。ただ、売り一巡後はやや下げ渋った。 大引けの日経平均株価は前日比272円62銭安の2万6235円25銭。プライム市場の売買高概算は11億6344万株。売買代金概算は2兆4922億円となった。値上がり銘柄数は575と全体の約31%、値下がり銘柄数は1192、変わらずは71銘柄だった。 前日の米株式市場では、NYダウが348ドル安と大幅下落。半導体大手のマイクロン・テクノロジー<MU>の決算が予想を下回ったことが嫌気され、ハイテク株全般が売られた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%超の下落となった。これを受けた、この日の東京市場も売り先行の展開。半導体関連株などに売りが膨らみ日経平均株価は一時、2万6100円台まで売られ下げ幅は400円を超えた。ただ、日経平均株価は21日まで5日続落するなど大きく値を下げていただけに、下値には値頃感からの買いが入った。今晩は米国で11月個人消費支出(PCEデフレーター)や12月ミシガン大学消費者態度指数など重要経済指標が発表されることもあり、様子見姿勢で上値は重い展開が続いた。海運株や自動車株が安く、銀行株は引き続き買われた。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>が安く、日本郵船<9101>や商船三井<9104>が値を下げた。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が軟調。ソフトバンクグループ<9984>やエーザイ<4523>、ファーストリテイリング<9983>といった値がさ株が売られた。 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、りそなホールディングス<8308>が買われ、東京海上ホールディングス<8766>やMS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>がしっかり。政府による原発活用の推進期待で東京電力ホールディングス<9501>や関西電力<9503>など電力株が買われた。 出所:MINKABU PRESS
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