きょうもドル円は買い戻しの流れが続いており、一時133円台に上昇している。たた、上値が重く、日銀サプライズからの戻りが鈍い雰囲気に変化はなく、132円台に伸び悩んでいる。クリスマス休暇を前に市場参加者も少なくなって来ている中、市場のモメンタムは低下しているようだ。 さて、来年の為替相場だが、第1四半期まで米労働市場の底堅さを示すデータが続けば、ドルは再び上昇する可能性があるとの見方が出ている。ただし、ドル高はそう長続きすることはないという。 インフレは今後数カ月で緩和するかもしれないが、労働市場のタイトな状況が予想以上に長引き、FRBのタカ派スタンスを正当化する可能性があるという。 第1四半期はこの点に市場の注目が集まり、リスク回避が再燃し、それに伴ってドル高が進むと見ている。しかし、第2四半期には労働市場も弱含み、賃金インフレに対する懸念が緩和されることが予想される。それによりFRBのタカ派姿勢解除への期待からドルは下落し、さらにそれは第4四半期の利下げを支持するシナリオも想定されるという。 USD/JPY 132.87 EUR/JPY 141.04 GBP/JPY 160.40 AUD/JPY 89.02 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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