13日の東京株式市場で日経平均株価は6日ぶりに反落。急激な円高進行が嫌気されたほか、ファーストリテイリング<9983>が大幅安となったことも全体相場の足を引っ張った。 大引けの日経平均株価は前日比330円30銭安の2万6119円52銭。プライム市場の売買高概算は14億7983万株。売買代金概算は3兆4556億円となった。値上がり銘柄数は597と全体の約32%、値下がり銘柄数は1171、変わらずは70銘柄だった。 12日に発表された米12月消費者物価指数(CPI)の上昇率が前月に比べ低下しインフレ懸念が後退し、米長期金利が低下するなかNYダウは216ドル高と上昇した。為替は一時1ドル=129円割れへ急激な円高が進行した。この日の東京市場では、円高が警戒されたほか、決算内容を嫌気されファストリが急落し同社株の下落だけで日経平均株価は200円強押し下げられた。ただ、台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が日本で2番目の半導体工場の建設を検討していることが明らかになり半導体関連株が上昇したほか、日銀の金融政策修正思惑による金利上昇が好感され銀行株が値を上げた。 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>が安く、トヨタ自動車<7203>やソニーグループ<6758>、任天堂<7974>といった主力株が軟調。ダイキン工業<6367>やファナック<6954>、商船三井<9104>が安く、三井不動産<8801>や信越化学工業<4063>、リクルートホールディングス<6098>が値を下げた。 半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が上昇。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、千葉銀行<8331>、京都銀行<8369>など銀行株が軒並み高となった。セブン&アイ・ホールディングス<3382>やメルカリ<4385>が買われた。 出所:MINKABU PRESS
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