続落、主要国の景気悪化懸念が根強い=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=75.88(-0.53 -0.69%)

 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.53ドル安。その他の限月は0.50~0.05ドル安。

 前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫がさらに増加したことが引き続き売りを誘ったほか、主要国の景気悪化懸念が重しとなった。インフレ抑制のため英中銀や欧州中央銀行(ECB)は0.50%の追加利上げを決定しており、金利負担はさらに拡大する。今週末から欧州連合(EU)がロシアからの石油製品の輸入を原則禁止するが、供給ひっ迫懸念は限定的。

 時間外取引で3月限は77.24ドルまで買い戻しが優勢となった後、戻りが抑えられマイナス転換した。通常取引序盤にかけては74.97ドルまで下落。その後、一時的にプラス圏へ浮上したが、引けにかけては再び軟化した。

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