アルファベット<GOOG>が下落しており、全体相場を圧迫している。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高(トラフィック獲得コスト除く)が予想を下回ったほか、1株利益も予想を下回った。広告収入が冴えなかったほか、ユーチューブの売上高も予想を下回っている。 広告収入の大半を稼ぐ検索事業は、新たな参入の脅威にさらされている。同社はオープンAIの人気チャットボット「チャットGPT」に対し厳戒警報級の脅威だと宣言していた。 同社のピチャイCEOは声明で「コンピュータ・サイエンスに対するわれわれの長期的な投資は、人工知能(AI)が変曲点に達したときにわれわれを非常に有利な立場に立たせる」と述べ、同社の重点分野と思われるものを強調していた。また、「クラウド、ユーチューブ、そしてピクセル・デバイスにも大きな勢いがある」と述べている。 同社は今年からAI研究部門である「ディープマインド」を「アザー・ベッツ」の一部ではなく同社の企業コストに含める。こうした技術が他の事業に取り込まれる状況を反映するためだという。グーグルが「LaMDA」などAIを基盤とする大型言語モデルを向こう数週間や数カ月に利用できるようにするとも語った。ユーザーは近く、検索の手引として言語モデルを活用できるようになるという。 アナリストからは目標株価の引き下げが相次いだが、コスト抑制計画やAIの取り組みによる可能性については肯定的な見方をしている。「第4四半期の売上高とEBITDAは全体的に未達で、広告トレンドは再び予想より若干弱くなった。今年は転換期となりそうだ」と指摘。 また、別のアナリストからは「第4四半期も同社にとって厳しい環境が続いた。広告の低迷と為替の逆風により広告セグメントが未達に終わった。しかし、コスト削減とAI資産の収益化に一層注力していることには励まされる」と述べている。 (10-12月・第4四半期) ・1株利益(調整後):1.05ドル(予想:1.20ドル) ・売上高(TAC除く):631.2億ドル(予想:632.4億ドル) グーグル広告:590.4億ドル(予想:606.4億ドル) ユーチューブ:79.6億ドル(予想:82.7億ドル) グーグルその他:88.0億ドル(予想:81.4億ドル) ・営業利益:181.6億ドル ・営業利益率:24% ・設備投資:76.0億ドル (NY時間09:44) アルファベット<GOOG> 104.18(-4.62 -4.25%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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