【これからの見通し】先週の一連のイベント通過も、円関連の相場変動性高い

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】先週の一連のイベント通過も、円関連の相場変動性高い

 週明けの為替市場では、円相場が波乱の展開となっている。先週末の米雇用統計が予想外の強い結果内容となったことで、米債利回り急上昇とともにドル円は128円台から131円台まで上伸して週末を迎えた。ユーロドルやポンドドルなど各主要通貨でもドル高が進行している。

 さらに、週末日曜日の日経ネット報道で「政府は黒田日銀総裁の後任人事について雨宮副総裁に就任を打診した」とした。黒田総裁の超緩和政策に最も近い次期総裁候補だ。週明けオセアニア市場で一気に円安方向に振れて取引を開始。ドル円は132.56近辺まで高値を更新した。その後は鈴木財務相など一連の政府筋からの否定報道を受けて、円売りは一服している。ただ、依然としてドル円は131円台後半に高止まりしており、先週末東京市場からは3円超の円安・ドル高水準となっている。

 先週の米英欧などの中銀政策発表、米雇用統計発表といったイベントを通過したことで、通常はドル円相場の変動期待は落ち着くことが多い。しかし、依然として日銀人事や米金融政策をめぐる思惑が不安定となっていることから、ドル円の短期変動期待は高止まりしている。午前の段階ではドル円1週間ボラティリティーは14%台で推移している。ユーロ円やポンド円も13%台で推移しており、対ドルと比較するとかなり水準が高い。

 今週発表される一連の経済統計は先週ほどの注目度はない。ただ、上記の日銀人事に加えて、米中政治情勢などの思惑が飛び交う可能性があり、しばらくは落ち着かない相場展開が続きそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ製造業新規受注(12月)、ユーロ圏小売売上高(12月)、カナダIvey購買担当者景況感指数(1月)など。

 発言イベント関連では、ホルツマン・オーストリア中銀総裁、マン英中銀委員、ピル英中銀チーフエコノミストなどの講演やイベント参加が予定されている。米主要企業決算はピンタレストが注目される。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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