反発、中国の需要回復見通しで=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=74.11(+0.72 +0.98%)

 ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.72~0.73ドル高。その他の限月は0.34~0.89ドル高。

 中国の需要回復期待が相場を押し上げた。国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長によると、今年の世界の需要は前年比で日量200万バレル近く増加すると見込まれるが、そのうち約半分を中国が占めるだろうと述べた。ゼロコロナ後の中国の需要回復は始まっているもよう。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが3月のアジア向け公式販売価格(OSP)を引き上げたことも支援要因。

 時間外取引で3月限は底堅く推移したものの、通常取引が始まると軟化し72.25ドルまで下落。ただ、売りが強まったのは一時的でその後はプラス圏へ切り返した。

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