【これからの見通し】昨日のパウエル発言はバランスとれたもの、ドル相場の値動き一服 昨日に注目されたパウエル米FRB議長のインタビューは、強弱感のバランスがとれたものだったようだ。インフレに関しては財(モノ)のセクターでディスインフレが始まった、今年は大幅なインフレ低下となること期待、とした。一方で、インフレ抑制のための利上げ継続姿勢を示したほか、強い雇用統計が続けばターミナルレートはより一層高くなる可能性、インフレ目標達成には今後長い道のり、とも発言していた。 市場は発言内容ごとに神経質な反応をみせていたが、先週後半からのドル高の流れを変えるほどの動きにはならなかった。一段のドル高進行は一服した格好となっている。カシュカリ総裁の発言にあったように、1回の雇用統計に金融当局が戦々恐々となってはいけないのだろう。ただ、為替トレーダーにとってはボラティリティーを供給してくれるイベントは歓迎される面もあるのだが。 きょうは一連の注目イベントを通過して、市場はやや手掛かり難となりそうな雰囲気になっている。 この後の海外市場で発表される経済指標は、米MBA住宅ローン申請指数(01/28 - 02/03)、米卸売在庫(確報値)(12月)など限定的だ。 発言イベント関連は比較的活発になりそうだ。米金融当局者では、ウィリアムズNY連銀総裁、クックFRB理事、バーFRB副議長、ボスティック・アトランタ連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、ウォラーFRB理事などの講演やイベント参加、インタビューなどが予定されている。昨日のパウエル議長に続いて市場の関心を集めそうだ。ECB当局者では、クノット・オランダ中銀総裁がユーロ圏経済見通しについて講演を行う予定。エルダーソンECB理事、エンリアECB単一監督メカニズム(SSM)銀行監督委員会委員長などがSREP(銀行監督上の検証・評価プロセス)の結果について記者会見を行う。 その他のイベントは、米週間石油在庫統計、米10年債入札(350億ドル)、ウォルトディズニー、ウーバー、MGMリゾーツインターナショナル、アンダーアーマーなどの米企業決算発表が予定されている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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