動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以下だったほか、売上高は予想を上回った。EBITDAの赤字も予想ほどではなかった。第1四半期についても、予想を上回る売上高見通しを示している。 広告市場は回復しつつあり、事態は懸念されるほど悪くない可能性を示唆している。アクティブ・アカウント数も460万と好調で、エンゲージメントも堅調に推移。ただ、ユーザー単価が減少しており、広告の価格圧力がかかっている可能性は考えられる。 アナリストも同社が営業コストを抑制し、2024年にEBITDAの黒字化を目指すという動きを好意的に受け止めている。「同社の売上高改善はプラットフォーム側のエンゲージメントと価格設定の改善に起因する。一方、営業コストの比率は第1四半期の40%から第4四半期には1桁台への改善が見込まれ、2024年にはEBITDAが黒字に転換する見込みだ」と述べた。 (10-12月・第4四半期) ・1株損益:-1.70ドル(予想:-1.74ドル) ・売上高:8.67億ドル(予想:8.04億ドル) プラットホーム:7.31億ドル(予想:6.65億ドル) プレイヤー:1.36億ドル(予想:1.38億ドル) ・粗利益率(調整後):42.0%(予想:40.7%) ・EBITDA(調整後):-0.95億ドル(予想:-1.32億ドル) ・ユーザーアカウント:7000万人(予想:6880万人) ・ユーザー単価:41.68ドル(予想:41.38ドル) (1-3月・第1四半期見通し) ・売上高:約7.00億ドル(予想:6.87億ドル) ・EBITDA(調整後):-1.10億ドル(予想:-0.80億ドル) (NY時間09:51) ロク<ROKU> 71.30(+7.81 +12.29%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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