モバイル決済サービスのブロック<SQ>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、経常収益は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。また、総取扱額も予想を下回っている。ただ、EBITDAおよびその通期見通しが予想を上回ったことを市場は好感している模様。 同社は、決算時点でのこれまでの傾向から、通期のEBITDAマージンは前年比で少なくとも1%ポイント拡大し、営業利益率も前年比で拡大を予想しているとした。また、今年はコスト意識を高める計画であるとも強調。アフージャCFOは声明で「今年は採用や営業、マーケティングといった分野を含め、効率性の向上に重点を置いている」と述べていた。 アナリストは、同社がコストの増加をより適切に管理することにコミットしたことは投資家に歓迎されるだとうと指摘。「粗利維持率や40%ルールといった一般的な基準で自らを評価するようになった」と述べている。 なお、40%ルールとは、売上高の伸び率と営業利益率の合計が40%を超えているかで評価。 · (10-12月・第4四半期) ・1株利益(調整後):0.22ドル(予想:0.28ドル) ・経常収益:46.5億ドル(予想:45.7億ドル) 決済ベース:14.7億ドル(予想:15.3億ドル) サブスク&サービスベース:13.1億ドル(予想:12.1億ドル) ハードウエア:0.36億ドル(予想:0.44億ドル) ビットコイン:18.3億ドル(予想:17.9億ドル) キャッシュアプリ:28.6億ドル(予想:27.3億ドル) ・総取扱額:531.6億ドル(予想:552.2億ドル) ・EBITDA(調整後):2.81億ドル(予想:2.19億ドル) (通期見通し) ・EBITDA(調整後):13.0億ドル(予想:12.8億ドル) ・営業損益:-1.5億ドル (NY時間10:28) ブロック<SQ> 75.45(+1.30 +1.75%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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