植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株損益およびEBITDAの赤字も予想ほど膨らまなかった。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しは予想範囲内となっている。同社が黒字化目標に向かって前進していることが示された。 ただ、アナリストからは慎重な声も少なくない。「同社が今年下半期にキャッシュフローの黒字達成を目標としていることは注目に値する。ただ、今後数四半期に現金喪失が拡大する可能性もあり、この目標については慎重に見たい」といった声や、「小売販売の減少が引き続き加速しており、最近発売した代替肉ジャーキーの売上げは堅調だが、他のポートフォリオの減少が加速していることが覆い隠されている。下半期には改善の可能性があるが、当面はさらなる株価下落を見込む」といった声も出ていた。 (10-12月・第4四半期) ・1株損益(調整後):-1.05ドル(予想:-1.18ドル) ・売上高:7990万ドル(予想:7570万ドル) 米国:5590万ドル(予想:5490万ドル) 海外:2410万ドル(予想:2060万ドル) ・粗利益率(調整後):-3.7%(予想:-7.4%) ・EBITDA(調整後):-5650万ドル(予想:-5920万ドル) ・販売量:1613万ポンド(予想:1750万ポンド) ・研究開発費:1300万ドル(予想;1320万ドル) (通期見通し) ・売上高:3.75~4.15億ドル(予想:3.92億ドル) (NY時間10:46) ビヨンド・ミート<BYND> 21.22(+4.08 +23.78%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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