アジア株 香港株は反発も上値重い、中国当局がTikTokなどのショート動画の監視強化を検討

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 香港株は反発も上値重い、中国当局がTikTokなどのショート動画の監視強化を検討

東京時間11:06現在
香港ハンセン指数   20029.62(+86.11 +0.43%)
中国上海総合指数  3267.62(+9.59 +0.29%)
台湾加権指数     15503.79(休場)
韓国総合株価指数  2424.76(+22.12 +0.92%)
豪ASX200指数    7264.00(+39.19 +0.54%)

アジア株は軒並み上昇。特に目立った買い材料はなく値ごろ感で買い戻されている。

香港株は0.43%高、前日に約8週間ぶりに2万ポイントの大台を割り込んだことから買い戻し優勢で始まった。前日に下落したバイドゥや美団、レノボなどハイテク関連の一角が買い戻されている。金融や消費者サービス関連も上昇している。

香港で2年半にもおよぶマスク着用義務が終了する。香港政府は、2020年7月末から施行されていた屋外でのマスク着用義務を水曜日に終了すると発表した。李家超行政長官は会見を開き、屋内外および公共交通機関でのマスクはもはや必要ではいと述べた。3月には、2019年の抗議デモにより閉鎖されて以降となる最大規模の国際イベントが開催される予定。

中国当局がショート動画の監視強化を検討しているとの報道は懸念材料。同規制はテンセントホールディングスや、TikTokで知られるバイトダンスが影響を受ける。特にバイトダンスは世界でも最も価値のある新興企業の1つで、インフルエンサーを採用したマーケティングの拡大など経済全体に大きな影響を与えている。中国政府は過去数年間、過度のゲームは有害だとしてゲーム規制を強化してきた。
同報道を受け、関連銘柄が総じて下落している。ショート動画共有アプリ「快手」を運営する快手科技は3.9%安。動画共有サイトのビリビリは3.4%安。JDドットコムやアリババ、ネットイースも下落している。

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