急反落、パウエル議長が利上げペースの加速を示唆＝ＮＹ原油概況

NY原油先物4月限（WTI）（終値）
1バレル＝80.46（+0.78　+0.98%）

　ニューヨーク原油の期近は急反落。終値の前営業日比（速報値）は期近２限月が２．８８～２．８４ドル安。その他の限月は２．８０～０．９８ドル安。

　パウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長が「必要であれば利上げペースを加速する用意がある」、「利上げの到達水準は想定よりも高くなる可能性が高い」と述べたことから、金融引き締め継続による米景気悪化や需要下振れ懸念が強まった。今月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）におけるドットプロットが大幅に上昇する可能性も指摘した。

　時間外取引で４月限は８０．９４ドルまで強含んだが上値は伸びず、売りが優勢になるとマイナス圏での推移となった。通常取引開始後は下げが加速し、一時７７．０６ドルまで下落。


MINKABU PRESS

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