アパレルのギャップ<GPS>が下落。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、1株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。粗利益率もホリデーシーズン中の大幅な値引きにより予想を下回った。 大幅な値引きにもかかわらず、ホリデーシーズンの買い物客の獲得に苦戦したことが示された。旗艦ブランドのオールドネイビーの既存店売上高も減収となり、歴史的に同社の成長を牽引してきたブランドだが、最近は苦戦を強いられている。 マーティン暫定CEOは声明で「より強固な基盤を築き、創造力を回復させるために進めている取り組みの結果、新たなリーダーには長期的に一貫した利益ある成長を促進するための迅速な立ち上げがもたらされると楽観視している」と述べた。同社はまた、一連の役員交代を発表し、アスレタブランドの社長が退任し、最高成長責任者の役職が廃止された。 アナリストからは「株価はネガティブな反応が予想される。しかし、今回の厳しいガイダンス以上に下方修正されるリスクは小さいと見ている」との評価も出ている。 (11-1月・第4四半期) ・既存店売上高:-5.0%(予想:-2.7%) オールドネイビー:-7.0%(予想:-3.7%) ギャップ・グローバル:-4.0%(予想:-3.5%) バナナリパブリック:-3.0%(予想:+4.0%) ・1株損益(調整後):-0.75ドル(予想:-0.42ドル) ・売上高:42.4億ドル(予想:43.6億ドル) ・粗利益率(調整後):33.6%(予想:34.6%) ・営業利益率:-0.76%(予想:1.3%) (通期見通し) ・売上高:156億ドルから1桁台前半から半ばの減少(予想:160億ドル) ・設備投資:5.00~5.50億ドル(予想:6.36億ドル) (NY時間09:44) ギャップ<GPS> 10.71(-0.87 -7.51%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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