アジア株は下落 米金融システム不安が欧州に飛び火、クレディスイス巡る混乱を警戒 香港株は2%超安 東京時間11:06現在 香港ハンセン指数 19117.88(-421.99 -2.16%) 中国上海総合指数 3252.45(-10.86 -0.33%) 台湾加権指数 15306.22(-81.37 -0.53%) 韓国総合株価指数 2375.92(-3.80 -0.16%) 豪ASX200指数 6967.90(-101.03 -1.43%) アジア株は全面安、米国の金融システム不安が欧州に飛び火。先週末の米シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻を受け米金融システム不安が広まっていたが、今後はクレディスイスを巡る混乱が新たに浮上、欧州の金融システム不安が広まっている。 スイス当局は必要ならばクレディスイスに流動性を供給すると発表。その後、クレディスイスがスイス中銀から最大500億スイスフランの借り入れ計画を発表したことで、過度な警戒感は後退。時間外で欧州株と米株が反発している。ただ、依然として懸念は残っている。 香港株は2%超安。友邦保険控股や中国銀行など保険や銀行など金融株が総じて下落。原油安を受け、中国石油天然気や中国海洋石油などエネルギー関連も総じて下落している。一方、シャオミや美団などハイテク関連の一角は上昇している。 上海株は下落も下値は限定的、中国の景気回復期待が支え。自動車や小売など消費者サービス関連の一角が上昇しているほか、公共事業やコミュニケーションサービス、金融株の一角も買われている。 米ゴールドマンサックスは、1-2月にかけて幅広い分野で経済活動が改善しているとして、中国の今年の経済成長率予想を今年1月時点の+5.5%予想から+6.0%予想に上方修正した。また、第1四半期の成長率予想を前回の+2.7%予想から+4.0%に大きく引き上げた。コロナ制限撤廃を受け小売売上高など消費部門で力強い回復を見せていると指摘している。 また、きょう発表された2月の中国新築住宅販売価格が18カ月ぶりに上昇に転じたことも好材料。
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