大阪6月限 日経225先物 27180 +60 (+0.22%) TOPIX先物 1936.0 +5.0 (+0.25%) 日経225先物(6月限)は前日比60円高の2万7180円で取引を終了。寄り付きは2万7050円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7025円)にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まった。その後、下落幅を広げ、前場中盤には2万6990円と節目の2万7000円を下回る場面があった。ただし、同水準での底堅さも意識されて、前場終盤にかけてはショートカバーが入り2万7130円とプラスに転じた。週末要因もあって積極的な売買は手控えられ、後場は2万7040円~2万7130円辺りでこう着。引けにかけてショートカバーが強まり、本日の高値で取引を終えた。 日経225先物は、前場中盤にかけて2万7000円を下回ったものの、75日、200日移動平均線が支持線として機能しており、底堅さが意識された。東証プライムの出来高は10億株程度と薄商いであり、トレンドは出にくい状況であったが、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]が昨年6月以来となる5万円台を回復するなど、ハイテク株の一角が指数を下支えし、ショートを仕掛けづらくさせた。 引き続き米国の金融システム不安を警戒しつつも、75日、200日線が支持線として機能する一方で、上値は25日線が抵抗として意識されやすい。また、金融セクターの本格的なリバウンドは当面見込みづらいほか、早期の米利上げ停止を巡る思惑により為替市場では1ドル=130円台と円高傾向を見せており、輸出関連なども手掛けづらくさせそうだ。相対的に日経平均型優位の展開を想定しておきたい。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.03倍に低下した。ただし、2月22日につけた13.70倍を安値にリバウンド基調を継続しており、75日線を上放れる格好から、200日線が位置する14.12倍が意識されてきている。そのため、低下する場面では、NTロングを組成するタイミングとみておきたい。 手口面では、日経225先物はソジェンが1200枚、auカブコムが950枚、BNPパリバが590枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1390枚、三菱UFJが1070枚、野村が890枚、ゴールドマンが840枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが2200枚、ソジェンが500枚、BNPパリバが420枚程度の売り越しに対して、BofAが770枚、JPモルガンが750枚、ゴールドマンが520枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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