アジア株 香港株は下落、米利上げ継続懸念が重石 豪州株は下げ帳消し、豪中銀が金利据え置き

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 香港株は下落、米利上げ継続懸念が重石 豪州株は下げ帳消し、豪中銀が金利据え置き

東京時間14:12現在
香港ハンセン指数   20210.42(-198.76 -0.97%)
中国上海総合指数  3304.33(+7.94 +0.24%)
台湾加権指数     15868.06(休場)
韓国総合株価指数  2483.23(+10.89 +0.44%)
豪ASX200指数    7232.40(+9.38 +0.13%)
インドSENSEX30種  59106.44(休場)

アジア株はまちまち。

香港株は0.97%安、米利上げ継続懸念が重石。米ISM製造業景況指数が鈍化したことで米インフレ懸念は後退しているようだが、原油価格の上昇が続けばインフレは再加速する恐れがある。きのうNY原油価格は一時1バレル=81ドル台後半まで上昇した。その後は落ち着きを見せてはいるものの、依然として80ドル台後半と高水準。

香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため金融政策を米国に連動させている。そのため、FRBが利上げを続ければ、香港当局も基準金利を引き上げ続ける。

美団やアリババ、JDドットコム、シャオミ、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて下落。不動産や自動車、消費者サービス関連も下落している。カジノ運営会社のサンズチャイナは0.1%安と小反落、きのうは6%超急騰した。ギャラクシーエンターテイメントは0.3%高と小幅続伸。マカオの3月カジノ売上高が前年同月比200%超増加したことが引き続き材料視されている。

豪中銀理事会は政策金利を市場予想どおり3.60%に据え置いた。利上げ一時停止を受け豪州株は下げを帳消しにしている。ただ、豪中銀は声明で追加利上げの必要があるかもしれないと指摘した。

インド市場は休場、台湾市場は5日まで休場となる。

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