家電メーカーのワールプール<WHR>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも、1株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示した。北米が堅調だった。 ビッツァーCEOは声明で「第1四半期は特に北米において、大幅な利益拡大を実現した。今回の決算は弊社の経営上の優先課題に対する進捗を示すもので、今年に向けて順調な軌道に乗せるものだ」と述べた。 消費者が住宅ローン金利上昇や不安定な住宅市場に慣れるにつれ、家電製品などの裁量的な品目に対する需要が安定してきていることを実感していると述べている。同社の事業の半分以上は、消費者が老朽化した家電製品の買い替えで成り立っている。同社は第2四半期も減収を見込んでいるが、年後半には需要が激減した前年からほぼ横ばいになる可能性があるとも述べた。 株価は決算を受け時間外で3%上昇。 (1-3月・第1四半期) ・1株利益(調整後):2.66ドル(予想:2.19ドル) ・売上高:46.5億ドル(予想:45.0億ドル) 北米:27.5億ドル(予想:25.9億ドル) EMEA:8.89億ドル(予想:9.15億ドル) 中南米:7.57億ドル(予想:7.31億ドル) アジア:2.56億ドル(予想:2.65億ドル) ・EBIT(調整後):2.51億ドル(予想:2.31億ドル) ・FCF:-5.73億ドル(予想:-4.50億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):16~18ドル(予想:16.04ドル) ・売上高:約194億ドル(予想:190.6億ドル) ・FCF:8.00億ドル(予想:7.31億ドル) (NY時間16:55)時間外 ワールプール<WHR> 145.14(+4.44 +3.16%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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