ペプシコ<PEP>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期のコア1株利益、既存事業売上高の見通しを上方修正した。今後の消費の回復を見込んでいる。販売数量はほぼ横ばいだったが、砂糖、ジャガイモ、トウモロコシなどの原材料のコスト上昇を吸収し、値上げを通じて消費者に転嫁したことが功を奏した。 ラグアータCEOは声明で、「第1四半期は弊社のカテゴリー及び地域が堅調に推移し、業績及び事業の勢いに大変満足している」と述べた。同CEOはまた、「価格弾力性と生産性が予想以上に優れていることを確認し、ガイダンスを上方修正した。早い時期でも売上高と最終利益を引き上げることができると確信している」とも述べていた。 アナリストからは「同社は典型的な保守的企業だが、投資家はガイダンスがさらに上方修正される余地があると考えるだろう」との指摘が出ている。第1四半期決算では、ポートフォリオ全体が幅広く好調であることを示したという。 (1-3月・第1四半期) ・コア1株利益:1.50ドル(予想:1.38ドル) ・売上高:178.5億ドル(予想:172.4億ドル) フリトレー北米:55.8億ドル(予想:54.3億ドル) クエーカーフーズ北米:7.77億ドル(予想:7.56億ドル) ペプシコビバレッジズ北米:58.0億ドル(予想:56.7億ドル) 欧州:18.9億ドル(予想:18.4億ドル) 中南米:17.8億ドル(予想:16.4億ドル) アジア太平洋オセアニア:10.1億ドル(予想:10.2億ドル) ・既存事業売上高:14.3%(予想:9.5%) (通期見通し) ・コア1株利益:7.27ドル(従来:7.20ドル)(予想:7.24ドル) ・既存事業売上高:8.0%(従来:6.0%)(予想:6.4%) (NY時間11:03) ペプシコ<PEP> 189.91(+4.41 +2.37%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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