NY時間の午後に入って、為替市場ではリスク回避の円高が強まっており、ドル円は133.60円付近まで下げ幅を拡大している。米株式市場で売りが強まっており、ダウ平均が一時321ドル安まで下げ幅を拡大。米地銀のファースト・リパブリックが急落しており全体を圧迫している模様。 同銀はより広範な救済計画の一環として、500億-1000億ドルの長期証券および住宅ローン債権の売却を検討していると伝わっていた。売却すれば、資産と負債のミスマッチを縮小させることができるという。市場では米銀システムへの不安を呼び起こすニュースと捉えており、市場も敏感に反応しているようだ。 本日は若干リスク回避の雰囲気も高まり、ドル自体は買い戻しも見られているが、このところ上値の重い展開が見られている。一時期よりは後退しているものの、市場では年内の米利下げ期待が根強く残っており、ドルの重石になっている。 ただ市場からは、投資家は今年のFRBによるハト派への移行の可能性を過大評価している可能性があるとの指摘が出ている。市場がなお年内の利下げ可能性を織り込んでいることがドルの上昇を妨げているという。 CMEのフェド・ウォッチによると、FRBが来週のFOMCで0.25%ポイントの利上げを行い、その後はしばらく金利を据え置き、12月まで累計で最大0.50%ポイントの利下げを行うと予想している。これはFOMC委員の意に反しており、5月以降の利上げのリスクのほうが市場が考えているよりも大きいという。 USD/JPY 133.59 EUR/USD 1.0967 GBP/USD 1.2404 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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