ファースト・リパブリックが一時50%急落 複数回の売買一時停止=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ファースト・リパブリック<FRC>の売りが再度加速し、一時50%超の下げ幅を記録する場面が見られた。本日は複数回に渡り売買が一時停止されている。投資家が救済シナリオを整理した結果、急落したとの指摘も出ている。

 規制当局による買収が唯一の可能性ではないものの、その可能性が高まっているとの憶測が流れているようだ。その場合、既存の株主にはそれなりの責任が求められる。

 ロイター通信は米当局が救済するための協議を進めており、米連邦預金保険公社(FDIC)、米財務省、FRBが協議を組織しているという。ただ、米当局は直接救済には消極的で、民間主導での救済を考えているとも報じられていた。

 しかし、同銀を支えるためにすでに300億ドルの預金を拠出している米大手銀の一部からは、これ以上関与し、不良債権に善意の資金を投入する可能性に難色を示しているとも伝わっている。米CNBCによると、焦点は米国での買収に移っているという。同銀は戦略的選択肢について複数の当事者と議論していることをすでに認めている。

(NY時間14:56)
ファースト・リパブリック<FRC> 3.78(-2.41 -38.91%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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