大幅続落、期近は3月下旬以来の70ドル台割れ=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物6 月限(WTI)(終値)
1バレル=68.60(-3.06 -4.27%)

ニューヨーク原油は大幅続落。
 引き続き需要減退懸念で底割れする展開。今月から石油輸出国機構(OPEC)の追加減産が実施され始めたことや、ロシアのクレムリンへのドローン攻撃の報などは支援材料とはならず、場中の米エネルギー情報局(EIA)の週報でも原油在庫は減少していたものの、ガソリン在庫が増加していたことで強弱感が相殺された。米国の時間帯後半の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが確実視されるなか、欧州の時間帯から米国の時間帯前半にかけて再び崩れる展開となった。チャートの悪化で売りが売りを呼ぶ様相となり下げ幅が拡大した。
 6月限は70ドルを大きく割り込み68ドル台に沈んだが、70ドル台割れは期近ベースで3月27日以来となる。

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