高速コンテンツ配信を手掛けるアカマイ・テクノロジーズ<AKAM>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高、1株利益とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、全体的に予想を上回る見通しを示している。 しかし、一部のアナリストからは同社の長期的な見通しについて警戒感も示されている。「同社はセキュリティ事業での2桁台前半の成長見通しを再提示したが、ガイダンス達成に必要な新規事業の急加速を考えると、マクロ環境の変化がない限り、ややあり得ないように思える。予想を上回る短期的なフリーキャッシュフロー(FCF)が株価への説得力を高めているが、成長見通しに対するリスクは引き続き下向きだ」と評した。 (1-3月・第1四半期) ・1株利益(調整後):1.40ドル(予想:1.32ドル) ・売上高:9.16億ドル(予想:9.11億ドル) セキュリティ:4.06億ドル(予想:4.13億ドル) デリバリー:3.94億ドル(予想:3.85億ドル) コンピュート:1.16億ドル(予想:1.14億ドル) (4-6月・第2四半期見通し) ・1株利益(調整後):1.38~1.42ドル(予想:1.35ドル) ・売上高:9.23~9.37億ドル(予想:9.19億ドル) ・営業利益率(調整後):28.5%(予想:27.6%) (通期見通し) ・1株利益(調整後):5.69~5.84ドル(予想:5.48ドル) ・売上高:37.4~37.9億ドル(予想:37.3億ドル) ・営業利益率(調整後):28~29%(予想:27.6%) (NY時間10:35) アカマイ<AKAM> 85.54(+6.66 +8.44%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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