反落、米CPIは鈍化も米景気悪化懸念は根強い=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=72.56(-1.15 -1.56%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.15~1.10ドル安。その他の限月は1.04~0.29ドル安。

 4月の米消費者物価指数(CPI)は総合やコアの前年比で伸びが鈍化し、来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げ見送り観測が強まったものの、政策金利が高水準で据え置かれることによる景気悪化が警戒されたことが重しとなった。米エネルギー情報局(EIA)の週報を手がかりとした反応は限定的だったが、原油在庫が増加したことは圧迫要因。

 時間外取引で6月限は下落。通常取引開始を控えて買い戻しが優勢となり、73.89ドルまでプラス転換したものの、プラス圏での推移は一時的。その後は再び売りに押され、71.80ドルまで軟化した。

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