アジア株 上海株は下げに転じる、4月PPIが20年5月以来の落ち込み 前年のゼロコロナによる急上昇の反動との見方も 東京時間10:59現在 香港ハンセン指数 19788.67(+26.47 +0.13%) 中国上海総合指数 3313.33(-5.82 -0.21%) 台湾加権指数 15611.51(-30.25 -0.19%) 韓国総合株価指数 2507.94(+11.43 +0.46%) 豪ASX200指数 7241.80(-13.94 -0.19%) アジア株はまちまち。 上海株は0.21安。中国4月の物価統計の内容が懸念されマイナス圏に転じている。香港株は上げ幅を縮小。 中国4月の消費者物価指数は前年比+0.1%と2021年2月以来の低水準となった。生産者物価指数は-3.6%と2020年5月以来の大きな落ち込みを記録。ただ、昨年4月はゼロコロナ政策の影響で買いだめやパニック買いで消費者物価が急上昇。工場が稼働停止し、サプライチェーンに影響が出るなどし、昨年4月のCPIは+2.1%、PPIは+8.0%だった。昨年4月の上昇を受けた反動で今年4月は落ち込んだとの見方が多い。そのため、中国株式市場へ影響は一時的になる可能性も。また数字が弱ければ景気下支え策への期待感が増す。 中国習近平国家主席が北京に本拠を置く国有企業や金融機関、研究機関、公的機関の一部を雄安新区に移転させる計画だと中国国営テレビが報じている。中国政府は雄安新区への的を絞った支援策を検討、同地域の発展促進を呼び掛けた。同報道を受けて上海市場では建設関連が総じて上昇している。(中国は2017年4月に北部河北省に雄安新区を設置) 香港市場では前日のナスダック高を受け、アリババやJDドットコム、バイドゥなどハイテク関連の一角が上昇している。
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