きょうも為替市場はドル買いが優勢となる中、ドル円は138円台まで上げ幅を拡大している。200日線を上放れし、上値追いのムードを高めている状況。140円を視野に入れた動きになるか注目される。 朝方は強い上値抵抗が観測されていた138円ちょうどの水準に慎重さも見られていたものの、この日発表の米経済指標が予想を上回ったほか、ローガン・ダラス連銀総裁の発言を受けて短期金融市場で6月の米利上げ確率が上昇し、ドル円は上げ幅を伸ばした。総裁は「まだ利上げ停止の論拠が見当たらない」と述べていた。 米債務上限問題に関しては何も具体的な進展は伝わっていない。しかし、市場は楽観的なムードが広がっている。その点はリスク選好の円安材料。 一方、ここ数カ月、市場は年内利下げ期待を高め、FRBのタカ派姿勢に抵抗してきたが、直近の経済指標に力強い内容が相次いでおり、FOMC委員からの発言も、追加利上げまでは強調していないものの、タカ派姿勢を温存している。 市場では警戒されているリセッション(景気後退)はないのではとの楽観的な期待も高まっており、年内利下げ期待をやや後退させている。その点はドル高材料となっている。 ドル買い・円安の二重の追い風の中で、ドル円はしばらく上値を試すのではとの期待に繋がっている模様。 USD/JPY 138.65 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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