その後、ドル円は下げ渋る動きも出ており158.35円付近に買い戻されている。前日のNY時間の引け後に、米国とイランの2週間の停戦合意が公表されたことがドル安・円高の要因。市場では株高・原油安が急激に強まるなど、市場はひとまず安堵感に包まれる中、為替市場はドル安の反応を強めている。 ただ、市場の警戒感が完全に払しょくされたわけではない。あくまで2週間の停戦で、今後和平計画を交渉する中、しばらくは市場のボラティリティが高い状態が予想されるの声も出ている。 イラン情勢を受けて、FRBが年内に利下げに踏み切る可能性があるとの見方が再浮上している。FRBの金融政策に対する市場の見方は、紛争が始まって以来、著しく変動している。投資家は一時、年内に複数回の利下げを予想していたが、エネルギー高を受けて、その後に利上げの可能性を織り込む形に変化していた。 いまのところ、全面的に利上げが織り込まれているわけではないが、投資家は複数回の利下げという紛争前の見通しまでは戻っていない。 停戦を巡る不確実性は依然として高く、ホルムズ海峡が開放されても、世界の石油・天然ガス市場の混乱を解消するには数カ月かかる可能性があると見られている。 USD/JPY 158.31 EUR/USD 1.1696 GBP/USD 1.3446 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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