大阪6月限 日経225先物 30850 -180 (-0.53%) TOPIX先物 2156.0 -17.0 (-0.78%) 日経225先物(6月限)は前日比180円安の3万850円で取引を終了。寄り付きは3万1260円とシカゴ日経平均先物清算値(3万1215円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。ロング優勢となるなか、前場中盤にかけて3万1360円まで買われた。買い一巡後は3万1260円~3万1360円辺りでこう着。しかし、後場寄り付き直後に「経済産業省は先端半導体を輸出管理の規制対象に加える」と報じられたことをきっかけに半導体株が急落。持ち高調整の動きが強まったほか、短期筋のショートも加わり、一気に3万820円まで下押した。売り一巡後は終盤にかけて3万850円~3万1000円辺りで売り買いが交錯し、3万850円で取引を終えた。 ボリンジャーバンドの+2σを挟んだ値動きとなったが、ナイトセッションで+2σを下回ってきており、過熱感は和らいだ。また、21年2月高値の3万720円処ではロングが入りやすいと考えられる。先端半導体の輸出規制の報道がきっかけとなった形だが、3月末に既に報じられていた内容であり、過熱感が高まるなか、ショート筋の仕掛け材料になったようだ。そのため、押し目狙いのロングスタンスは継続しておきたいところである。 NT倍率は先物中心限月で14.30倍だった。14.33倍まで上昇した後は、半導体株が下落した影響で一時14.25倍まで低下する場面が見られたが、引けにかけて持ち直す動きとなった。ボリンジャーバンドの+2σと+3σに沿ったトレンドを継続しており、+2σ水準に接近する局面では、NTロングを組成する動きとなったようだ。 手口面では、日経225先物は野村が2520枚、ゴールドマンが1160枚、フィリップが490枚、BofAが460枚、BNPパリバが410枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1970枚、SBIが1090枚、バークレイズが810枚、三菱UFJが470枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は野村が1500枚、UBSが1090枚、BNPパリバが910枚、三菱UFJが740枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1750枚、バークレイズが1590枚、BofAが1450枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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