ズームビデオ<ZM>が前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスでは通期の1株利益、売上高の見通しを上方修正している。パンデミック後の世界で成長を続けるという同社の取り組みに明るい兆しを見せた。同社は製品に人工知能(AI)を取り込むことも発表している。 同社のユアンCEOは声明で、「顧客は世界各地で社内外のコラボレーションを行う上で、われわれがミッション・クリティカルであると認識している。このような顧客との関係は、成長とオンラインでの売上高の安定化により、ガイダンスの上方修正に貢献した」と述べた。 アナリストからも高評価が聞かれ、「同社のオンラインビジネスは年を通して安定する」と指摘している。 ただ、株価は時間外で上昇していたものの、通常取引に入って売りが先行している。事前に上昇していたこともあり、利益確定売りも出ているようだ。 (2-4月・第1四半期) ・1株利益(調整後):1.16ドル(予想:0.99ドル) ・売上高:11.1億ドル(予想:10.8億ドル) ・FCF:3.97億ドル(予想:3.54億ドル) ・法人会員:21.59万件(予想:21.78万件) ・過去12カ月の売上高が10万ドル以上:3580件(予想:3651件) (5-7月・第2四半期見通し) ・1株利益(調整後):1.04~1.06ドル(予想:1.05ドル) ・売上高:11.1~11.2億ドル(予想:11.1億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):4.25~4.31ドル(従来:4.11~4.18ドル)(予想:4.18ドル) ・売上高:44.7~44.9億ドル(従来:44.4~44.6億ドル)(予想:44.5億ドル) (NY時間09:56) ズームビデオ<ZM> 67.33(-4.08 -5.71%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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