サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を上回った一方、ビリング(未収請求を考慮した売上高)は予想範囲内だった。ただ、株価はポジティブな反応。ガイダンスで第2四半期のビリングが予想を上回る見通しを示したほか、通期の売上高見通しのレンジ下限を上方修正した。 中期的な成長に向けた投資と効率化目標の推進を両立させるため、今年度のキャッシュフロー比率と営業利益率のガイダンスを上方修正した。同社のゴルチャーCFOは声明で「われわれは第3四半期においても、利益ある成長へのコミットメントを示し続けた」と述べている。 アナリストからは「今回の決算は同社の強気ケースを強固にする、すべての項目が確認されている。マクロ懸念の高まりと厳しい競争の中で、売上高と最終利益の両方で力強い業績を達成した」との指摘が出ている。 (2-4月・第3四半期) ・1株利益(調整後):1.10ドル(予想:0.93ドル) ・売上高:17.2億ドル(予想:17.2億ドル) ・ビリング:22.6億ドル(予想:22.3億ドル) ・残存履行義務:92億ドル(予想:93億ドル) (5-7月・第4四半期見通し) ・1株利益(調整後):1.26~1.30ドル ・売上高:19.4~19.7億ドル(予想:19.5億ドル) ・ビリング:31.5~32.0億ドル(予想:31.5億ドル) (23年度通期見通し) ・1株利益(調整後):4.25~4.29ドル ・売上高:68.8~69.1億ドル(従来:68.5~69.1億ドル)(予想:68.9億ドル) (NY時間09:40) パロアルト<PANW> 204.72(+14.98 +7.89%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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