エヌビディア<NVDA>が大幅高。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。データセンター、ゲーム部門とも予想を上回っている。特に第2四半期の売上高見通しが予想を遥かに上回る内容だったことが好感されている模様。人工知能(AI)ブームからの恩恵が反映され、現在の株価上昇を十分に正当化できるとの受け止めのようだ。 同社のフアンCEOは、「データセンターの設備一新に向け、信じ難いほどの注文が舞い込んでいる。1兆ドル規模のデータセンターインフラが今後、いわゆるアクセラレーテッド・コンピューティングへの対応でアップグレードされ、チャットGPTなど生成AIが稼働できるようになる」と述べた。同CEOはまた、「企業のデータセンター向け予算は今後、アクセラレーテッド・コンピューティングに極めて力強くシフトしていくだろう」とも語った。 同社株の時価総額は現時点で過去最高の9310億ドルとなっており、1兆ドルを目指しそうな気配となっている。1兆ドルを達成すれば、史上9番目の企業となる。 アナリストからは、「素晴らしいとしか言いようがない。ここでの明らかなドライバーは、アクセラレーテッド・コンピューティングと生成AIだが、供給制約の中での予想からの上振れの大きさは、まさに驚くべきものだ」との声も聞かれた。 (2-4月・第1四半期) ・1株利益(調整後):1.09ドル(予想:0.92ドル) ・売上高:71.9億ドル(予想:65.2億ドル) データセンター:42.8億ドル(予想:39.1億ドル) ゲーム:22.4億ドル(予想:19.8億ドル) プロフェッショナル・ビジュアル:2.95億ドル(予想:2.47億ドル) ・粗利益率(調整後):66.8%(予想:66.6%) ・FCF:26.4億ドル(予想:29.4億ドル) (5-7月・第1四半期見通し) ・売上高:110億ドル±2%(予想:71.8億ドル) ・粗利益率(調整後):69.5~70.5%(予想:66.9%) (NY時間09:35) エヌビディア<NVDA> 374.01(+68.63 +22.47%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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